
2025年以降、AR グラス業界は更に盛り上がり、幅広い人が初めて手にする機会も増えてくると思います。
スマートフォンが出始めた頃に新しい用語がたくさん出てきたように、AR グラス界にも新しい用語がたくさんあります。
これから AR グラスの世界に入りたいというあなたの為に、AR グラス界でよく見かける用語をまとめて紹介します。
AR
AR とは Augmented Reality の略称で、日本語では拡張現実とも言われます。
現実世界にデジタル的な情報を表示する技術で、まるで現実を拡張しているかのように見えるのです。

AR はこれからの技術というわけではなく、既に色々な所で使われています。
例えば Amazon アプリです。

Amazon で商品を検討している時、商品を現実世界に投影して、サイズ感を確かめられる機能も AR が活用されています。
MR
MR とは Mixed Reality の略称で、日本語では複合現実と言われます
AR とよく似ているので混同しがちです。
AR ではデジタル的な情報を現実世界に表示しているだけですが、MR は現実世界に融合しています。
MR では投影されたものを自分の手で動かしたり、現実世界のように干渉する事ができます。
FOV
FOV とは Field of View の略称で、日本語では視野角という意味です。
AR グラス界では、AR グラスを通して見える視界の広さという事です。
視野角の数値が大きい方が、広い範囲を見る事ができます。
電子調光
電子調光とは、AR グラスのレンズの透明度を電気的に変化させる技術の事です。
レンズを交換する事なく、透明度を変更する事ができます。
IPD
IPD とは日本語では瞳孔間距離という意味です。
目の瞳孔の中心を基点として、左右の瞳孔の中心間の距離です。
実は人によって瞳孔間距離は異なります。AR グラス界では瞳孔間距離が合わない事により、ぼやけて見えるなどの問題がありました。
IPD を調整できる AR グラスであれば、どんな人でもぼやける事なく綺麗な映像を見る事ができます。
DP Alt Mode
DP Alt Mode(ディスプレイポートオルタネートモード)とは、USB Type-C 端子を通して映像を出力する機能です。
AR グラスでスマートフォンやノートパソコンの映像を見るには、接続先(スマホやPC)が DP Alt Mode に対応している必要があります。
OSDメニュー
OSD とは On Screen Display の略称で、AR グラスを通して見る画面上に表示されるメニューです。
ほとんどの場合、輝度調整や表示モードの変更などができます。
ニト
ニトは画面の明るさを表す単位です。スマートフォンの画面でも使われます。
数値が大きい方が明るいという事です。
0DoF
まず DoF とは Degrees of Freedom の略称で、自由度を意味します。
0DoF は AR グラスを通して、画面が常に目の前に表示されるモードです。首を動かしても、常に視界の正面に画面が固定されます。
3DoF
3DoF は、画面が目の前に固定されません。例えれば映画館のようなイメージです。首を動かしたら画面から目を背ける事ができます。
6DoF
6DoF も画面が目の前に固定されるわけではなく、3DoF と同じように首を動かせば画面から目を背ける事になります。
3DoF と違うところは、自分自身が移動して画面自体に近づいたり離れたりする事ができます。
PPD
PPD は Pixel per Degree の略称で、視野角1度あたりのピクセル数という意味です。
解像度が1080pでもPPDの数値が高ければ、より高画質でクリアに見えるという事になります。