
XREAL One で瞳孔間距離(IPD)を調整する方法を解説します。
AR グラスを使う上で IPD は切っても切れない関係です。IPD によって AR グラスを通して見えるものが変わってしまうからです。
XREAL One ではソフトウェアベースですが、簡易的な IPD 調整機能が内蔵されています。
IPDとは?

IPD とは瞳孔間距離の事で、瞳孔の中心を基点とした左右の目の間隔です。
IPD は人によって異なります。平均的な人もいれば、狭い人もいるし、広い人もいます。ただ、狭い人は子どもも含まれますが、広い人は少数派と言えるでしょう。
AR グラスは多くの人の平均的な IPD で設計されていて、平均から外れている人はキレイに見えないのです。
IPDを調整するには?
IPD が平均値付近じゃない人でもキレイに見えるようにするには IPD を調整しなくてはいけません。根本的な解決方法と言えば、レンズの位置を変えなくてはいけませんが、VR ヘッドセットでもない限り物理的な左右のレンズの距離を変える事はできません。
簡易的な調整方法として、ソフトウェアで IPD を調整する機能が XREAL One に初めて搭載されました。
しかし、簡易的なので劇的な改善は期待できません。

まずは赤色の X ボタンをカチカチッと2回押します。

X ボタンを押して表示メニューに入ります。

+ / - ボタンで下へ移動して、瞳孔間距離調整で X ボタンを押します。

IPD は 6~-6 の間で調整できます。標準は0で、数値が大きいほど目の間隔が広く、数値が小さいほど目の間隔が狭いという意味です。
ただ、ソフトウェアによる IPD 調整は視野角が犠牲になります。実際に見ながら調整すると、見える範囲が狭くなっている事がわかります。
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