
AR グラスって色々な会社から出てるけど、見た目はほぼ同じで何が違うのかよくわからない…。
そんな事を思った事はありませんか?
ここでは、XREAL One と VITURE Pro はどう違うのかについて、比較検証していきたいと思います。
外観

VITURE Pro の方がスポーティな感じ、Xeal One の方がレンズが大きめな印象です。
ノーズパッド
Xreal One はパッド部分のみ交換できるタイプで、取り付け難易度が改善されて低くなりました。
VITURE Pro は根本から交換するタイプですが、取り外し、取り付け難度が高め。
重さ
/ | Xreal One | VITURE Pro |
---|---|---|
重さ | 82g | 77g |
Xreal One の方が5g重いです。
一般的な眼鏡は10g~30gですが、重さは倍以上あります。しかし、AR グラス界の中ではどちらも軽い部類に入ります。
独自チップ
/ | Xreal One | VITURE Pro |
---|---|---|
チップ | XREAL X1 チップ | なし |
3DoF | 単体で可能 | 専用アプリで対応 |
画面の距離変更 | 単体で可能 | 不明 |
遅延 | 3ms | 非公表 |
Xreal One はグラス単体で 3DoF 表示が可能なのが魅力。3DoF とは画面を空間に固定できる機能で、映画館のようなイメージです。
通常は 0DoF で、常に目の前に画面がついてくる状態になります。
VITURE Pro の遅延は公表されていませんが、チップが載ってないので Xreal One よりも遅延が大きいと考えられます。
ディスプレイ
/ | Xreal One | VITURE Pro |
---|---|---|
ディスプレイ | SONY 0.68インチ Micro-OLED | SONY 0.55インチ Micro-OLED |
解像度 | 400万画素 1080p | 1080p |
スクリーン | 最大367インチ | 最大135インチ |
最高輝度 | 600ニト | 4000ニト |
視野角 | 50° | 46° |
リフレッシュレート | 最高120Hz | 最高120Hz |
解像度はどちらもフル HD の1080p となっています。
Xreal One は10メートルの距離で見て最大367インチの画面サイズ相当、VITURE Pro は3メートルの距離で見て最大135インチの画面サイズ相当です。
距離が違うので単純比較はできません。chatGPT で計算してみると、VITURE Pro の方が視覚的に大きく見える可能性があるようです。
リフレッシュレートはどちらも最大120Hz対応です。しかし、コンテンツが120Hzに対応していないと恩恵を受けられないので注意が必要です。
IPD
/ | Xreal One | VITURE Pro |
---|---|---|
IPD | ソフトウェア調整可能 | 56.5-70.5mm |
IPD は瞳孔間距離という意味です。簡単に言うと、左右の目の中心を基点とした、左右の目の間隔です。
瞳孔間距離は人によって異なり、AR グラスと合ってないとぼやけたりキレイに見えないのです。
Xreal One ではソフトウェアベースで IPD 調整が可能です。
VITURE Pro では IPD 調整機能は提供されていません。しかし、眼軸調整機能はあり、見やすさを改善する手段はあります。
スピーカー・音質
/ | Xreal One | VITURE Pro |
---|---|---|
音質 | Boseによるチューニング | HARMANによる立体音響システム |
Xreal One は音響機器メーカー Bose によるチューニングのスピーカーです。
VITURE はオーディオ機器メーカー HARMAN による立体音響システムが搭載されています。
調光機能
/ | Xreal One | VITURE Pro |
---|---|---|
調光機能 | 3段階対応 | 2段階対応 |
調光機能とは、グラスの透明度を変更する機能です。周りの風景が見える状態にもできるし、周りを暗くして画面に集中できるようにもできます。
Xreal One も VITURE Pro も調光機能に対応しています。
目が悪い人向け機能
/ | Xreal One | VITURE Pro |
---|---|---|
視度調整 | 別売レンズで対応 | 視度調整ダイヤルあり |
Xreal One では別売レンズフレームを購入し、度数の合ったレンズを作ってもらわないといけません。1万円前後の追加費用が必要になります。
VITURE Oneでは最大 -5.00D まで視度調整ダイヤルが付いています。-5.00D 以上の方は、別売レンズフレームを購入し、度数の合ったレンズを作る必要があります。
接続端子
/ | Xreal One | VITURE Pro |
---|---|---|
接続端子 | USB Type-C 差込式 | マグネット式 |
グラス側のコードの接続端子に違いがあります。
Xreal One は一般的な USB Type-C の差込式です。スマートフォンと同じような感じですね。
VITURE Pro は独自の端子で、側面にペタッと付くマグネット式です。グラスをかけたまま付けられるというメリットはありますが、こちらは好みが分かれそうです。
価格
/ | Xreal One | VITURE Pro |
---|---|---|
価格 | 69,980円 | 74,880円 |
VITURE Pro の方が4900円高価になっています。
まとめ
Xreal One は今まで周辺機器がないとできなかった 3DoF 表示や画面距離調整がグラス単体でできるようになったのが魅力です。
VITURE Pro は視度調整ダイヤルがあるので、ある程度目が悪い人でも追加費用なしで使えるのが魅力です。